今週の1冊 連載

【今週の1冊】「今夜はすき焼きにしよう!」 思わずかじりたくなる美味しそうな絵本

新年あけましておめでとうございます!!!

みなさんどんなお正月を過ごしましたか??

お正月の雰囲気、新しい一年が始まる空気、背筋がピンッと伸びますよね。
お正月らしい食べ物や過ごし方など、子どもたちにもお正月ならではの特別感をたっぷり味わってもらえてたらいいな。

 

年末には、わが家の長女が作ったしめ縄を玄関に飾りました。(米つくり体験をした農家さんで製作)
手作りのしめ縄は、なんだかよい神様がやって来てくれそう!!

 

さて、お正月といえばおせちですが、
年末年始に、これを食べた家庭も多いのでは??

2022年最初にご紹介するのは、おいし~い絵本『すきやき』です!

 

 

おいしそうな描写と、クスっとしてしまうオノマトペ

はらぺこ印と書かれたこの絵本。初めの前書きから、食いしん坊ごころをくすぐります。

 

「これは たべることの だいすきな ふうふが つくった えほんです

おなかが すいている ときに つくったので たべものが いっぱい でてきます

おいしそう だから といって

えほんを かじらないで くださいね」

 

かじりたくなるくらいおいしい、その食べ物とは、、、、

 

ページをめくると、暗闇から隕石のように生卵が落ちてくるではないですか!!

 

そしてこんな言葉が綴られます。

「いよー こづんぱ りるん らるん

んよー んよー」

 

???????

聞いたこともない言葉!! でもなんだか楽しい言葉!!!

そうなんです、この絵本は音が楽しいオノマトペがおもしろいんです。

「ぽ ぽ ぺ ぽ ぽ ぱ ぺ ぽ」、不思議な言葉を一文字づつ声に出して

 

食べ物が浮かぶ暗闇は宇宙!

宇宙にすき焼きの材料が続々と現れ地球に吸い込まれていくという不思議なお話。

宇宙とすきやきを融合させるなんて楽しすぎる!!

 

そして材料が集まったら鍋の中へ!

 

「じっじじ じゅらら ぶくるぼくん」

「いよー めけめけ ちるちる ぽぽぺぽ ぎーなぎ ぱっとん ひっ」

オノマトペの言葉たちも、すき焼き鍋の中へ集まっておいしく焼かれていくよう!

 

いよいよすき焼きの完成~!!

なんておいしそうなんでしょう!!!
絵本をかじりたくなる気持ち、わかります!!!

 

そして、鍋のシメが描かれた最後のページもお楽しみに!!
(すき焼きのシメといえばなんでしょう??)

 

作者は“たべることのだいすきなふうふ”のユニット・はらぺこめがねさん。
以前この連載でもご紹介した「あなあなはてな」など、ユーモアたっぷりなおいしい絵本のかずかずが魅力的。

 

この「すきやき」は、ニジノ絵本屋から出版した「はらぺこ印」シリーズの2作目。
サシの入ったおいしそうなすき焼き肉がどーんと描かれた縦長の表紙が印象的で、開くとほぼ正方形になり、すき焼き鍋の原寸が収まるこだわりの形なんです。
ページめいっぱいに広がる描写も迫力満点です!

 

絵本の中では、ちいさなおんなのこ「はらぺ子ちゃん」と、ちいさないきもの「ペロ」がすき焼きの材料とともに冒険しているので探してみてくださいね。

はらぺ子ちゃんとペロはどこにいるでしょうか?

 

そしてこの絵本はバイリンガル絵本!

ローマ字で書かれたオノマトペは海外の方にも楽しんでもらえそう! 日本食に興味を持ってもらうきっかけになるかも?!(「すきやき」って知ってるかな?)

 

 

❝お正月、おいしいお料理を家族で囲んでうれしい一年のスタート! 今年もニジノ絵本屋らしい特別な絵本をご紹介していきます。
どうぞよろしくお願いします!!❞

 

お正月。おじいちゃんの家で楽しんだすき焼き

2年ぶりに実家のある山口へ帰省しました。

地元の駅までは電車で。娘たちに、この景色を見てほしかったんです!
「海って広いんだね!」と4歳の長女。
うれしいリアクションにニヤつく私。瀬戸内海はこの日も穏やかに輝いていました。

 

そしてお正月には、

年季の入った鍋ですき焼き!

子どもたちが絵本を見ながら材料を教えてくれました。
(絵本みたいにできたかな?!)

 

『すきやき はらぺこ印②

作:はらぺこめがね ニジノ絵本屋

ご購入はこちら

 

次回は、輝く星の秘密の物語「種をあつめる少年」をご紹介します。

 

 

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ニジノ絵本屋

小さな絵本専門店「ニジノ絵本屋」。2011年、東急東横線「都立大学」駅近くにオープン。書店のほか、自社レーベルをはじめとする絵本の企画編集や出版を行う。音楽を交えた絵本の読み聞かせライブを仲間のアーティストたちと手がけており、2019年にはサマーソニックやグリーンルームフェスをはじめとしたフェスにも出演。書店/出版社経験ゼロで絵本屋をスタートしたエピソードをまとめたエッセイ『ニジノ絵本屋さんの本』(西日本出版社)が発売中。このコラムは、ニジノ絵本屋のメンバー。うたうヒゲとおどるマリオネットのジャグバンド「TheWorthless(ザ・ワースレス)」のうたとウクレレを担当している2人の娘のお母さん、sunny(サニー)が担当しています。

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