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アート×スポーツ×自然。東京ミッドタウン 「PLAY EARTH PARK」の地球を知る遊具

ザ・ノース・フェイスやヘリーハンセンで有名なゴールドウインの70周年のイベント「PLAY EARTH PARK」が東京ミッドタウンにて開催中。コンセプトはPLAY EARTH、遊びから生まれる未来のために。地球を構成する5つのエレメント地、水、風、空、火をテーマに、建築家たちがデザインしたこれまでにない新しい「遊具」をはじめ、ワークショップやイベントなど地球とつながる新鮮な遊びが体験できます。娘と行って来たので、その様子をお届けします。

子どもたちに地球とのつながりを深める「遊び場」

PLAY EARTH PARKがあるのは、六本木ミッドタウンの芝生公園。

200人までの入場制限があり、入場の際は手指消毒と検温、コロナ対策もしっかりされています。

5つ遊具は、地球を構成する5つのエレメントがテーマとなっていて、

未来を担う子どもたちに普段できないような新しい遊びを通して、身体ってこんなふうに動くんだ

こんなふうに遊ぶと楽しいんだという発見をして未来の新しいスポーツに繋がったり、

何かを生み出すきっかけになってほしいという願いが込められているそうです。

地、水、風、空、火。5つの遊具

山脈のような地の遊具。手掛けたのは、山田紗子建築設計事務所。

大地が隆起してできた岩場や崖のように六角形の角錐が並びます。地層をイメージしたマーブル模様は、地面はずっと止まっているんじゃなくて、実は動いているんだよというメッセージ。

中に秘密の部屋もあるんです。娘が見つけた時は何人もの子どもが既に居て、娘もちょこんと座り仲間に加わってました。

中に入ると視界が妨げられて、ほかの人がどこにいるのかな? と考えながら進むのも冒険心をくすぐります。

死角から突然ほかのお子さんが飛び出してきたりすることも!

両手両足を使って上まで登ってる子もいました。

 

こちらは澤田航さんと橋村雄一さんによって設立されたSawada Hashimuraデザインの水の遊具。

ハンドパンやスリットドラムという打楽器が離島のように点在しています。

手で叩いてもいいし、木の棒を貸してもらえるので棒で叩いてもOK

叩くと水面に不思議な波紋が。

場所によって音が変わり、波紋の見え方も変わりました。

子どもたちは水があるというだけで大興奮。あっという間にびしょびしょになっていたので、着替えの服を持っていくのがおススメ。

自分が起こしたアクションで水がどう動くのかが目に見えるのが面白い!

 

こちらは風をテーマにした高さ12mの巨大な風の塔。中村竜治建築設計事務所の作品です。

中は半円の筒状になっていて、黒く塗られているので光を受けると熱くなり、上昇気流を生みます。軽い紙を入れると上に飛んでいきました。

熱と気圧差によって生まれる風を子どもたちは理解できなくても体験し、身体で感じることができるのではないでしょうか。

空(くう)は、DOMINO ARCHITECTSの大野 友資さんが作った遊具。

ビニールに空気が詰まっていて、上から全体を見るとまんまるの形。

内側にあるビニールは、ゴールドウィンの服のパターンをモチーフにしているそう。

太陽が当たり熱で膨張するとパンパンに膨らむのでコロコロして登るのが難しく、それがまた楽しそうでした。

日が暮れたり曇ったりして収縮した時には、同じビニールに2人で乗ると空気が移動してシーソーのように上下します。

空気の伝わりを体感して、空気って動いているんだと感じてほしいという想いが込められています。

 

身長84cmの娘は、隙間を迷路のように走り抜けていました。自分より大きな、透明の壁が見せる世界は、他では見ることのできない不思議な景色ですよね。

外側の枠以外は動くので、外に持ち出すことも。空気は、どこにでも移動できるというのを体感できますね。

多くの子どもが夢中で遊んでいて、大人気の遊具でした。

 

こちらは、火がテーマの遊具。作ったのは、東京と台北、ワルシャワの三拠点で活動する建築設計事務所noiz。

ポコっと膨らんだ3つの白いトランポリンで、ジャンプすると風が中に送られて、中央の炎が燃え上がる仕組みになっています。

娘は1歳8ヶ月ですが、みんなの真似をしてぴょんぴょん跳ねてました。

炎が出る時はガシャンガシャンと大きな音がするので、子どもたちは中央に目を向け、燃え上がる様子を真剣な眼差しで見ていました。

自分が動いたことで、火が大きくなったということを分かりやすく表現するためにあえて大きな音にしているそうです。

自分の動作がどんなアクションを生むのか発見し、空気がないと火が起こらないんだよというメッセージが込められた遊具でした。

 

遊具以外も遊具に

蜜蝋で作られたインフォメーションセンター。

娘はすぐさま中をくぐって探検!

大人は入れない狭さが子ども目線でワクワクするのか、どんどん子どもたちが穴に吸い込まれていきました(笑)。

大きなお子さんは上を登って渡ったりもでき、子どもが自由な発想で遊べるようにルールなどはあえて決めていないそうです。

こちらも建築家であるplatの上林 剛典さんがデザインされたものでした。

5つの遊具に含まれてはいないのですが、木のベンチも子どもにとっては遊びアイテムに。

こちらは転がっている木のベンチを作る際、削って出た木屑を漁網で集めて大きなベンチにしたもの。

ウッディーな良い香りがします。都会にいながら森林浴のような気分を味わえます。

こちらを作ったのは佐藤研吾建築設計事務所の佐藤 研吾さんとのことでした。

 

遊具はもちろん、インフォメーションセンターやベンチにも、多くのスタッフさんがいて子どもたちが安全に遊べるようにみて見ていてくれたり、声かけをしてくれていました。

 

ポップアップストアの限定アイテム

 

東京ミッドタウン、ガレリアB1にはポップアップストアも。

ポケモンとのコラボなど限定品もありましたよ!

 

PLAY EARTH PARKの開催期間は5/29まで!

11:00〜18:00の間、遊ぶことができます。

子どもが夢中になっている姿と笑顔を見ると、心から常設して欲しいと願う遊具たちですが、期間限定!

なので、みなさんもぜひぜひ遊びに行ってみてください。

地球の持つ不思議なテクノロジーに触れ、自然とのつながりを深める体験ができる遊び場で

普段見ない景色や感覚に、驚き興奮します。

アート、スポーツ、自然を一度に体験できるPLAY EARTH PARKの特別な遊具に、子どもたちは時間を忘れて遊んでいました。

遊んでいる時の子どもたちの笑顔は格別で、見てるこっちもパワーがみなぎってきます。

大人も子どもも楽しめるイベントでした。

PLAY EARTH PARKをもっと詳しく

 

 

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AYANO

千葉県/自営業。 夫と娘の3人家族。夫とマリンスポーツのお店を営んでいて、自然が大好きです。趣味は旅行、ウインドサーフィン、SUP、登山、お菓子作りです。好奇心を大切にアクティブに毎日を楽しむようにしています。

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