秋の深みを増していく毎日。そろそろ、木の実を子どもたちが持ち帰ってくる季節ですね。クヌギ、コナラ、シラカシなどのどんぐり、松ぼっくり、紅葉した葉っぱなど…。大地に還る木の実は、それは個性的な形をしていて、集めるのも愛らしいものです。
イベントごと・挨拶ごとの増えるこの季節、ラッピングにも秋を忍ばせてはいかがでしょう。綺麗すぎず、ナチュラルにざっくりとまとめた感じのラッピングが、このシーズンにぴったりです。
「贈り物」、「包む」という行いそのものが、そのモノ以上に心や空気を運んでくれるからでしょうか。
そう思うだけで、ラッピングってとても楽しいです。
【秋のラッピングにおすすめの、ラフィア】
ラフィアとは、ラフィア椰子を加工した天然素材で、よくかごバッグなどに使われています。このラフィア素材のリボンが、秋にはおすすめです。今では、いろんな色が展開されているので、お好みの色を1種類でもそろえてみると役立ちます。
＜ラッピングのポイント＞
ラフィアを使ったラッピングのポイントは、重ねて使うこと。1mほどの長さに切ったラフィアを5本程度重ねて使います。あまり細かなことを気にせず、ざっくりと結ぶだけで表情が作れます。
ラフィアを5本束ねてリボンがけ
ラフにちょうちょ結びをします
最後に、秋の木の実（拾ったものでも、ドライのものでも）をリボンと箱の間に動かないよう挟んでいきます。大きな木の実もたっぷりと挟んであげると、秋がぜいたくに伝わるラッピングに仕上がります。
拾ってきた木の実には、ゾウムシが実に穴を開けてタマゴを産み付けていることがあります。水に入れて浮いてくる木の実は処分しましょう。鍋で沸騰させたお湯にどんぐりをいれて3分程度ゆでます。新聞などに広げて乾燥させてから、ラッピングに使いましょう。
