おでかけ

昨年の『チカバにある夏のおでかけSPOT選手権』でグランプリ受賞のReika&mamaさんが、今夏のチカバのおでかけを紹介!

昨年の『子連れで楽しめるチカバにある夏のおでかけSPOT選手権』でグランプリ受賞のReika&mamaさん。今夏、チカバのおすすめSPOTとしてご案内してくれたのは昨年に続きの門司港に、巌流島や下関を巡る旅。mamaから届いた旅レポートは、きれいな写真とガイドブックもびっくりのお役立ち情報が満載です!

早いもので、6月も下旬に入り、夏の匂いが近づいてきました。コロナウイルスの猛威も少しずつ落ち着いてきて、色々な規制も緩和されつつある中、そろそろお子さまとの夏休みの計画を練られている方も多いのではないでしょうか?

昨年の『子連れで楽しめる!チカバにある夏のおでかけSPOT選手権』でもご紹介した「門司港レトロ地区」ですが、前回ご紹介しきれなかった、門司港・巌流島・下関についてご紹介したいと思います。

今年の7月31日に国内3ヶ所目となる「キッザニア福岡」開業や、2023年春開業予定のリッツ・カールトン福岡をはじめとした「天神ビッグバン」として、福岡の中心地の再開発が目覚ましい昨今ですが、福岡に来られたら是非、北九州市の門司港レトロ地区にも足を運んでいただけたら嬉しいです。門司港レトロ地区は、博多駅~小倉駅は新幹線で約15分、そこからJR九州に乗り換えて小倉駅~門司港駅まで約20分弱の距離にあります。門司港駅を出たら、目の前が門司港レトロ地区です。

ホームに降り立った瞬間に、大正レトロな空間にタイムスリップ

待合室には駅の模型などが展示されています。

駅としては日本で初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。6年の歳月をかけて2019年に外観はそのままにリニューアルオープンしました。(現役の駅舎で国の重要文化財に指定されているのは、門司港駅と東京駅の2つだけだそうです。)

門司港レトロ地区にきたら、一番に記念写真を撮りたい場所ですね。

 

まずは前回ご紹介できていなかった、門司港駅周りをご紹介。訪れた日は、「蚤の市」が行われていて、賑わっていました。週末に訪れるとよくイベントが開催されている事が多いです。

門司港レトロ地区で有名なのが、「バナナの叩き売り」です。なので、バナナをモチーフにした「黄色いバナナのポスト」が2022年4月2日に設置されました。設置されたばかりということなので、記念にパチリ。

門司港レトロの名物料理は「焼きカレー」です。色んな焼きカレー屋さんがたくさんあるのですが、今回はタレントのロバート秋山さんのパパさんが経営している「FUNKY TIGER」さんにお邪魔しました。以前は海賊船のような形で、門司港プレミアムホテルの前の船着き場に船のレストランとして存在していましたが、我が家が行く日はあいにくいつも店休日で、行けないまま、数年前に船の都合により陸に作り直したお店です。

店内は、ロバート秋山さんだらけ。運が良ければ、パパさんにもお会いできるようです。

娘の前に置いたお皿の大きさでお分かりでしょうが、ボリュームたっぷりの焼きカレー。こちらのカレーは甘味があって、とっても美味しかったです。焼きカレーには真ん中に玉子が入っている事が多いのですが、こちらには入っていなかったので、玉子アレルギーの娘でも安心して食べられました。

少しドライブして、和布刈(めかり)公園へ。関門橋や門司港レトロ地区が一望できて、絶景です。

 

門司港駅に戻ってきて、駅から徒歩3分くらいの場所にある関門汽船の乗り場へ。こちらから船に乗って約10分程で巌流島へ到着です。この日は無風でしたが、波が荒いのか船が結構揺れたので、三半規管が弱い方や、船酔いする方は酔い止めを用意しておくと安心かもしれません。

巌流島に到着です。

「ようこそ巌流島へ」というアーチが出迎えてくれます。島は遊歩道が整備されています。基本的に休憩場所と御手洗いはありますが、他には何もありません。もちろん、釣りと遊泳は禁止です。また、企業の敷地もあったりするので、立ち入り禁止の場所もありますので、気をつけて歩きましょう。

巌流島(本当の名前は船島)は、1612年4月13日(諸説あります)に宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った島で有名です(勝者は宮本武蔵)。

島の広さは東京ドーム2個分の10万3,000㎡ですが、これは近代になって埋め立てられたもので、元々は1万7,000㎡ほどの船の形をした島だったので、船島と呼ばれていたそうです。何故「巌流島」と呼ばれているのでしょうか。本来「巌流」とは佐々木小次郎の号であり、流派の名前なのですが、勝った宮本武蔵ではなく、佐々木小次郎の名前がついたのか、不思議ですね。歴史を学んでから、この島を訪れると、味わいも一味違ってきそうですね。

この伝馬船(てんません)は、下関市の山陰方面で使用されていたものですが、武蔵が伝馬船に乗って巌流島に渡り、小次郎と戦ったその当時をイメージしてもらう為に設置されたものだそうです。

ここに来るのにエンジンの付いた船できましたが、それでも10分ほどかかり、無風なのにかなり揺れを感じる波の高さだったので、この手漕ぎの船で巌流島までたどり着くのは、どれだけ大変だったのだろうかとこの船を目の前にすると、イメージしやすかったです。

船着き場の近くにある東屋から眺める関門海峡と橋はとても美しかったです。爽やかな風がそよいで、歴史ロマンに思いを馳せるのに素敵な場所でした。

船から関門橋や門司港レトロ地区を見ると、いつもと違った風景で趣がありました。

下関側の船着き場に着いて、右に行くとすぐに唐戸(からと)市場が見えます。下関は「フグ」が有名で、たくさんのフグたちがお出迎えしてくれます。また、山口県では「フグ」の事を「ふく」と呼びます。由来としては、「福」として縁起を担ぐのと、「フグ」という音の響きから「不具」「不遇」というような縁起の良くない言葉を避ける為と言われています。

唐戸市場には、海鮮がたくさんあるので、いつもこんな風に賑わっています。お寿司や海鮮丼がお好きな方にはお勧めのスポットです。

船着き場から左に行くと、「市立しものせき水族館 海響館」があります。

幼稚園や小学校の遠足などで良く行く場所ですが、ここが他の水族館と一味違うのは、世界一の展示数の約100種類のフグが展示されています。フグで有名な下関ならではですね。

他に、世界に数体と言われるシロナガスクジラの全身骨格標本も展示されており、圧倒的なスケールです。

 

海響館のお隣にはこんなロンドンバスが展示されている広場や、

 

「はい!からっと横丁」という名前のミニミニ遊園地があります。入園無料で、各乗り物に乗るのにチケットを買って乗るシステムです。観覧車が¥700で、その他の乗り物が¥300か¥400、身長制限がほとんど110cmだったので、小さなお子さん連れでも遊びやすいミニ遊園地です。

あまり遊園地に行く機会がないのと、絶叫マシーンが苦手な私がいるので、こういった乗り物に乗ったことがあまりない娘は、小さい子たちに混じって、楽しそうに乗っていました。

はい!からっと横丁の前にはこんな海が広がっていて、隣には「青春交響の塔」という2本の刀が刃を合わせたような高さ10mの大きな彫刻があります。これは2003年に完成した彫刻家 澄川喜一氏の作品です。澄川氏は山口県出身の彫刻家で、安藤忠雄氏と共に東京スカイツリーのデザイン監修を務めた方です。

この塔は新時代を共に夢見た高杉晋作と坂本龍馬の友情が二本の石柱で表現されています。

この奥の並びの敷地に「星野リゾート」がやってくるそうです。

当初は2023年春に「OMO」がオープン予定でしたが、2025年秋に「星野リゾート リゾナーレ下関」のオープンに変更になったそうです。以前、sesameでの企画の「本物を極める、七五三滞在。」に参加させていただいた際に、「星野リゾート 界 加賀」に宿泊しました。旅好きで、色んなホテルに宿泊しましたが、星野リゾートのサービス、施設、アメニティ、お料理の全てが素晴らしく、我が家の泊まって良かった宿泊施設No.1となりました。「界」と「リゾナーレ」はブランドコンセプトが違うので、違いを楽しみたいのですが、2025年の秋には娘は高校受験の真っ只中なので、合格祝いに宿泊できるのを楽しみにしたいと思っています。

 

下関にせっかく来たら、下関グルメを少しは楽しみたいと、やって来たのがこちらです。

下関の郷土料理の一つの「瓦そば」です。熱した瓦(本物の瓦ではなく、専用の瓦です)に、茶そば(日本そばに抹茶を練り込んだそば)と、錦糸卵と細切れの牛肉が載っているのが一般的で、温かいつゆにつけて食べます。

瓦そばは、星野源さんと新垣結衣さんの「逃げるは恥だが役には立つ」の第5話で、ストーリー上のカギとなる話題になったのを覚えている方には是非堪能していただきたいです。

お刺身など生ものが苦手な我が家でも、フグを堪能したいと注文したのがこちら。「ふくの天丼」です。ふっくらした白身はさっぱりしていてとても美味しかったです。親子でシェアしたくらいボリューム満点でした。

和食よりカフェの方がお好みの方には、唐戸市場の並びのカモンワーフにも色んなカフェがありますが、船着き場から徒歩約5分の下関市役所 市民広場内にある、「TAG LINE」というカフェもオススメです。

とってもおしゃれで、ゆったりとした空間なので、ちょっとした休憩に最適だと思いますよ。

夏のおでかけに、こちらのプランはいかがだったでしょうか?

8月13日には三年ぶりに「関門海峡花火大会」が開催されるとのこと。下関市と門司区の共同開催で、約15,000発の花火が下関側7,500発、門司側7,500発打ち上げられるそうです。

前回の2019年には来場者約90万人だったようで、今回は感染対策で有料の入場制になるようなので、ご興味のある方は詳しくは実行委員会のホームページなどをご確認されるとよいかもしれません。

また、人気グループのNiziUの初ライブツアーが小倉駅裏の西日本総合展示場で8月13日、14日の2日間で開催される見通しです。このライブを楽しむのと合わせて、北九州と下関の旅を堪能していただくのも良しですし、混雑を避けたい方は、この2日間は避けて旅のプランをたてるのも良しですね。

昨年のレポートと併せて、門司港レトロと下関の旅をお楽しみいただけましたら、嬉しいです。

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Reika&mama

福岡県在住/専業主婦。1人娘との3人家族です。好きな事はオシャレと旅行、映画鑑賞です。パパが忙しい中でも年に一回は家族旅行を楽しんでいましたが、気軽に行けない今は映画撮影が盛んな街に住んでいるならではの映画の撮影スポット巡りなどをして楽しんでいます。

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