おうちでFUN!! 連載

ほんのり甘くておいしい『梅仕事』

今年の梅雨は、早い?遅い?なんて、あちこちで話題になっていますね。梅雨前線が行ったり来たり?どうやら7月上旬に多く雨が降るとか…。

 

さてさて、お天気のこと、自然界のこと、季節のことに身をゆだねながら夏が訪れる前に取り組みたい「梅仕事」
生の梅が出回るのが5月〜7月なので、このタイミングで仕込んでおきたいものです。

(場所によっては取り扱いが終了しているスーパーもありますが、今はネットなどでも手軽に購入できますよ)

おうちで、梅干しや梅シロップ、梅酒などを作る作業のことを総称しますが、「梅仕事」とは、つくづく愛らしい呼称だなぁと思います。

きっと、昔からたくさんの人がていねいに気持ちを込めて作ってきたのですね。

わが家の梅仕事は、もっぱら「梅酒」作り

それも、洋酒のラムと合わせていきます。もともと洋酒はベリー類に合うこともあって、ラムと梅の組み合わせは最高におすすめです!
梅の香り豊かに、ほんのり甘く、とてもおいしい梅酒が出来上がるので、ぜひお試しください。

 

【太田家の梅仕事「梅酒」レシピ】

 

(材料)

・梅 1kg
・氷砂糖 500g
・ラム酒 800ml

 

〈作り方〉

梅のへそを楊枝で取り除きます。(黒い部分に楊枝を刺すと、へそがポロッと剥がれます)

 

密閉できる大きな容器に梅を入れます。

 

氷砂糖を隙間に入れていきます。

 

梅が浸るまで、ラム酒を注ぎ入れます。このまま、約1ヶ月冷暗所で保存します。砂糖がゆっくりと溶けてシロップになり、梅に浸透していきます。

 

グラスに、梅1粒とシロップを少量注いで炭酸水で割ります。このまろやかさがなんとも美味!

 

毎年毎年、決まった時期に繰り返す梅仕事。子どもたちが手伝ってくれる年もあり、そのたびに夏はもうすぐだなぁと感じる仕事です。

容器に詰めるだけの簡単レシピ(笑)。
その先に、とびきりのおいしさが待っていますよ。

 

ボナペティ!

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太田さちか

芸術教育士 / ケーキデザイナー 太田さちか パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、慶應義塾大学、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都芸術大学大学院など日本とフランスで製菓、芸術を学ぶ。MFA(芸術系修士号)。こどもとママンのためのアトリエ「My little days」では、子供たちの興味や不思議、好き!といった感性に寄り添いながら、独自の世界観あふれるワークショップを開催。著書は「メレンゲのお菓子 パブロバ」(立東舎)、「不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ」(マイルスタッフ)など

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