心地よい季節も間もなくですね。今週は、思わず自然の中に遊びに行きたくなる素敵な絵本『なんにも おきない まほうの いちにち』をご紹介します!
主人公の「ぼく」は、黙って書き物をしているママのそばで、毎日何時間もゲームばかり。
すると「いいかげん、ゲームはやめたらどう?」とママに怒られて、ゲーム機を取り上げられてしまいます。
(なんだかこの時点で、数年後の我が家を見ているのかしら?という気が…笑)
こっそり取り返して家を出ると、ポケットからゲーム機が滑り落ちて、沼の中に!!
途方にくれるぼくが、大きなカタツムリ達に誘われて森に入るところから、予期せぬ「まほうのいちにち」がはじまります。
森の中で、キノコのにおいを感じたり、キラキラ輝く地面に触ってみたり、たくさんの魔法のような瞬間に出会うぼく。
自分の高鳴る心臓の音に驚いて、坂道を転がって行くと、世界がさかさまになったみたいに何もかも新鮮!
「こんなに楽しいことを、どうして今までしてこなかったんだろう。」
自分の感じるがまま、五感を使って森の中で思う存分遊んだら、びしょ濡れ、泥だらけで家に帰ります。
最後、ママと2人でホットチョコレートを飲むシーンも素敵!!
世界10か国以上に翻訳され、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞しているこの絵本。
どの国でも子どもたちのゲーム好きは同じだけれど、子どもたちが自然と出会ったときの感動も全国共通なんだなぁ!と感じます。
写真は、先日の娘との海遊び。
海に浮かんでゆらゆらするのがお気に入りで、何度も「気持ちいい!」と言っていました。
水や砂の感触、波の音、お日様の光や、海の塩っ辛さなど、やっぱり自然の中では五感を使って楽しんでいるのが分かります♪
少し過ごしやすくなった9月は、我が家もハイキングコースのお散歩を計画中!
この絵本のような体験が待っているかな。
次のお休みは、子どもと一緒に自然の中で「まほうの いちにち」を過ごしてみませんか?
『なんにも おきない まほうの いちにち』
作:ベアトリーチェ・アレマーニャ 訳:関口英子 出版社:ポリフォニープレス