編集長の提案。「旅とファッション 」星と月。

星野リゾート  リゾナーレ那須の 「お米の学校 2021」。 子どもたちの真剣な眼差しに垣間見た、このプロジェクトの本質

日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート   リゾナーレ那須」で、今年の春から始動した日本の原風景である田んぼや米食文化を継承する「お米の学校 2021」プロジェクト。4月の『種まき』から始まり、『田植え』、『夏の田んぼの観察』を経て、いよいよ秋の『収穫』、『脱穀、精米』とクライマックスへと突入しました。スタートより追いかけレポートをしてくれたsesameでもおなじみのキッズモデル・reonaさんが今回も体験取材。果たして自分で種をまいたお米は無事に稲穂へと成長し、お米になったのか…。乞うご期待!!

第4回『収穫』&第5回『脱穀、精米』  稲刈りをしてはぜかけをした稲を使って、お米の脱穀から羽釜での炊飯、実食までを体験!

春から始まった「お米の学校2021」。いよいよ秋の一大イベント、フィナーレとなる収穫と脱穀&精米体験に挑むれおなさん。自分がまいた種の場所近辺に立派に実った稲穂を前に、「やったー! 稲穂になってるよ!! 今日の朝食くらいごはん食べられるかな??」と、これから始まる収穫作業の大変さを知らないれおなさんは、たわわに実った黄金色の稲穂の姿に笑顔のようす。喫食できるのは約2週間後。まずは稲刈りとはぜかけをしっかり行ってからね💗

穂が出てから約40~45日、黄金色の稲穂が垂れ下がると時期と言われる稲刈り。那須岳もくっくりと現れる、天候にも恵まれた稲刈り日和の10月初旬。今回もまずは、お米にまつわるクイズからスタートしました。今日のテーマである「稲刈り」や「はぜかけ」の方法や歴史についても、楽しみながらのレクチャーが続きます。鎌を使っての危険を伴う作業もあるので、鎌を前にみんなのモードも徐々に真剣になっていきます。

いよいよ田んぼに出て、稲刈りを実践です。稲刈り鎌を使用した約2000年前から続く稲の手刈りを体験。自分が種をまいた位置を目指して、真剣な眼差しで田んぼに出たれおなさん。刈り取る位置は田面から5~6cmほど上です。利き手に鎌を持ち、稲株をもう一方の手で握って、順次刈り取りながら移動します。刈った稲穂をひとつずつチェックし、左手がいっぱいになると稲株を地面に置いてゆきます。

手刈りした稲は藁を使って10株程度をひとまとめにして束ねていきます。1株ごとに長さやボリュームも違うので、束ねるのはひと苦労。どうやら力よりもワザやコツを掴むことが大事な様子。こうやって手作業を続けていくと、シンプルな作業の中に、昔の人の知恵や工夫にであうことがあります。最後はママの手助けもあり上手に束ねることができました。

稲を自然乾燥させお米一粒一粒に栄養分を蓄えらせるために、刈り取った稲穂は10株程度をひとまとめにして束ね、
竹製の支柱にはぜかけし天日干しを行います。倒れないように稲穂を左右交互にボリューム感を調整するのがポイント。逆さに干すことで、栄養がお米に届く、お米をおいしく食べるための大切なひと手間。約2〜3週間後の脱穀に向けて準備万端です。

スタッフのお姉さんに協力してもらい、刈った稲やススキ、周りに生息する草花をまとめてブーケ作りに挑戦のれおなさん。担任の先生へのお土産のようで、気合い十分。色やボリュームなど細部までこだわったブーケが完成しました。ドライフラワーなどにして、お部屋のインテリアなどにも喜ばれそうです。

 

フィナーレは地元農家・「稲作本店」の井上氏とともに脱穀、籾摺り、炊飯などを体験。那須の空気を感じながら、お米を美味しくいただきました!

10月21日、23日、24日に開催された、第5回「お米の脱穀から羽釜での炊飯、実食までを体験」。最終回の初日には地元農家「稲作本店(FARM1739)」の井上氏をゲストスピーカーにお招きして、お米の脱穀、籾摺り、精米作業を行いました。「お米の学校2021」プロジェクトの集大成として、羽釜を使って収穫したお米の炊飯も実施。羽釜で炊き上がったばかりのお米を那須岳を望む田んぼを眺めながらの喫食、自然の中でかみしめる炊きたてのお米はこれ以上のないおいしさに。井上氏が伝えるお米の文化や歴史、自然の力を活かしたお米づくりのこだわりなどは、まさにおいしいごはんにピッタリのお供となりました。

今回もレクチャーの後、はぜかけをした稲を使っての脱穀作業からスタートしました。脱穀は足踏み式脱穀機を使い、籾摺り、精米はひとつ一つ手作業で実施。昔ながらの手法で、手間暇をかけ、おいしいお米に磨きをかけていきます。

羽釜で炊飯するために、スタッフと一緒に火おこし体験。羽釜の炉に藁や薪をくべ、火吹きを使い、火を育てていきます。火加減に注意しながら「稲作本店(FARM1739)」の井上氏よりポイントを聞きながらおいしく炊き上げていきました。

 

地元農家の方々からご協力をいただき、日本の原風景である田んぼを守るために星野リゾート  リゾナーレ那須がスタートさせた「お米の学校2021」プロジェクト。4月の『種まき』から秋の『収穫』&『脱穀、精米』まで参加し、追いかけレポートをしてくれたreonaさん。いつもは笑顔の彼女が時より見せる真剣な眼差しに、学校や教室ではなかなか教えられない、このプロジェクトの醍醐味を知りました。自然を相手にする農業の難しさや大変さとともに、歴史に刻まれた伝統や文化の大切さ、昔の人の知恵が詰まった手作業の煩雑さや素晴らしさ、そこにまつわるすべての人々の努力や情熱をきっと感じ取ってくれたことでしょう。(sesame編集長 丹後浩一)

星野リゾート   リゾナーレ那須

2019 11 月に開業した日本初の「アグリツーリズモリゾート」。那須岳の山裾に位置する広大な大自然の中で、 地域の生産活動に触れる体験を軸に、コースやビュッフェで楽しむ食事、四季の自然を遊ぶアクティビティ、快適な客室で過ごすリゾート滞在を満喫することができます。 栃木県那須郡那須町高久乙道下2301

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【sesame】editor in chief。タイトル通り「旅」と「ファッション」、「星」と「月」好き。仕事のときは「太陽」が大好き。

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