【今週の1冊】実りの秋を絵本で感じよう！

秋も深まり、公園遊びにビニール袋が欠かせない今日この頃。
子ども達はどんぐりを見つけては、夢中で拾って楽しむ季節ですね！

先日も近所の公園でどんぐりを袋いっぱいに拾って持ち帰ってきました。わが家の”どんぐりを入れる瓶”はもうパンパンです（笑）

今週は、そんなどんぐりがたいこを叩いたら…？
どん！　どん！　どこ！　どん！　どんぐり　どん！　どんぐりたちと楽しむ絵本『どんぐりたいこ』をご紹介します。

楽しいたいこのリズムにみんなワクワク！

どんぐりたいこ はじまるよ！

ページをめくるとはちまき姿のどんぐりくん！なんだかワクワク！どんぐりたいこってなんだろう？楽しそう！！

どん！ どん！ どこ！ どん！

どんぐりどん！

どんぐりくんが愉快にたいこを叩くと、どんぐり仲間が集まってきます。

どんぐりどん！

とこ とこ どこ どこ

どん どん どん！

いろんな形のどんぐりたち！みんながたたくたいこはどんな音がするんだろう？

すると、どんぐりたちの楽しいたいこのリズムを聞きつけた森の動物たちもやってきて…

一緒にどこ どん どん！

りすくん、さるちゃん、大きなくまさんもやってきてみんな次々にたいこを叩きます。

少しずつ音も賑やかになって、最後はみんなで！

せーの みんなで

どんぐり どーん！

みんなの楽しそうな笑顔！音楽っていいよね！みんなで奏でるって特別な喜び！

そしてみんなで奏でた大きなたいこの音にびっくりして現れたのは…

森の中の素敵なラストシーンを、絵本を手に取ってぜひ見てみてほしい！！

作者はジェリー・マーティンさん。
アメリカ出身で現在は日本にお住いの翻訳家・絵本作家さんです。

外国の方が書いた日本語の絵本！私ははじめて出会ったので驚きました！！　しかも和太鼓の絵本！言葉のリズムが楽しいのはマーティンさんの中で感じる日本文化が生み出したものなのかなぁ…

絵は長澤星さん。
艶やかで表情豊かなどんぐりたちが本当にかわいい！動物たちも生き生きと描かれていて、読んでいると自然と笑顔になっちゃいます。

最後のページにはこんなおまけも！

かわいいどんぐり図鑑！

「これは大きいからマテバシイ！これはスダジイだね！」と、わが家のどんぐりたちを確認する娘。

どんぐりにはいろんな形があって、いろんな種類の木が育つ。集めたどんぐりたちから想像がふくらみ、愛おしい気持ちになる絵本です。

どんぐりたいこと一緒に楽しみたい！

私が開催しているリトミック教室でもどんぐり拾いをしました。

どんぐりを拾って容器に入れてシェーカー作り。
小さいどんぐりを拾って小さな穴にポトンと入れて、それが楽器のようににぎやかに鳴ったらとっても楽しい！

どんぐりの大きさで音も変わる！

どんぐりだいこを読みながら、ぜひお家でも作って楽しんでみてくださいね。

次回は、あったかいスープをふーふー子どもと触れ合いながら楽しめる絵本「かぼちゃのすーぷうまうまううう！」をご紹介します。