女の子ってキラキラかわいいものが好きですよね。
わが家の娘もかわいいもの大好き!
たくさんのキラキラのビーズ。紐を通してアクセサリーにしたり、水でくっつくビーズで遊んだり。
色とりどりのカラフルなビーズは、大人の私にも小さい頃のウキウキを思い出させるよう。
そんなかわいいビーズが妖精に変身したら??
今週は4月8日(金)に発売になるニジノ絵本屋の新しい絵本『ビースのおともだち』をご紹介します。
がんばったぶんだけ、増えるお友だち!!
病院のベッドにいるわたし。雨が降ってさみしい気持ちに。
でも治療や検査をがんばるたびにビーズがもらえて。
この日もらったのはにじいろのビーズ。
カラフルな色がかわいくてうれしそうに見つめていると・・・
ぱっ!
にじいろのビーズが妖精に変身!!
「はじめまして!わたしはビーズのようせいレイです!」
レイちゃんが折り紙で作った花束の周りをぐるりと飛んで
「がんばりパワー!」
と唱えると…
「わぁ!ほんものになっちゃった」
それからレイちゃんは花束に住んで、毎日がんばるわたしと一緒にいてくれることに。
次の日もらったビーズは星のビーズ。
レイちゃんが「おーい キラちゃん!」と呼ぶと…
星のビーズがお話を聞かせてくれる妖精に変身!
キラちゃんが「がんばりパワー」と唱えると
そっと、やさしいお話を聞かせてくれました。
がんばったわたしがもらったビーズは次々と妖精に変身し、ベッドのまわりにはおともだちがたくさん!わたしも笑顔いっぱいで楽しい気持ちに。
わたしは妖精たちと約束をします。
えがおで げんきに こつこつと・・・ 「がんばりパワー!」
そういって窓の外を見て見ると…。
妖精と出会って大きくなっていく元気な気持ち。治療をがんばる女の子を描いた心あたたまる絵本です。
このお話を考えたのは実際に治療をがんばる12歳の女の子、おおにしわかちゃん。小児がんの治療をがんばっています。
絵本に出てくるビーズも、治療の記録、勇気の証として治療を頑張る子どもたちに実際にプレゼントしているもの。
子どもたちはビーズを集めるのが楽しみになって、勇気や希望を実感できるステキな贈り物です。
このビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)は、アメリカの小児腫瘍科で看護師勤務経験を持つジーン・バルーシ氏によって考案されたもの。子どもたちが前向きになれる素晴らしいプログラムだなと感じます。
重い病気とたたかうプログラムだけど、普段の生活にも使えそう…!洗濯物を畳んだらこのビーズ、食器を洗ったらこのビーズ、、、とか。
ビーズを繋いで「こんなにがんばった!乗り越えた!」と、子どもたち自身が実感できるっていいですよね。
そして絵本に付いている小さな冊子には色とりどりのビーズについての説明が。
扉を開けると…
わたしとレイちゃんがお出迎え!かわいい!!
ビーズの説明のほかに、小児がんのこと、治療をがんばるわかちゃんのことも書いてあります。
この絵本の売り上げの一部は小児がんや小児難病の治療・研究に寄付されていて、このお話をきっかけに、病気とたたかっているお友だちがいることを子どもたちにも知ってもらえたらうれしいです。
桜が咲くと思い出します
わが家の長女は小さく生まれて、NICUに長く入院していました。この日は年に一度の定期検診。
この病院に続く桜並木を見ながら毎日通いました。
生まれたばかりの娘が小さい体でがんばって生きようとしていたことを思い出します。
子どもたちから元気パワーをもらうことってたくさんありますよね。親も子どもたちに成長させてもらっている気がします。
毎日大変だけど「がんばりパワー」で一緒に成長しながら乗り越えましょう!!
『ビーズのおともだち』
作:おおにしわか 文:大川久乃 絵:のだかおり
アートディレクション:髙橋まりな 出版:ニジノ絵本屋
期間:4月7日(木) ~ 25日(月)
詳しくはこちら→http://nijinoehonya.shop/?mode=grp&gid=2673017&sort=n
次回は、めがねユーザーの共感度120%「めがねがね」をご紹介します。