クリスマスも終わり、もういくつか寝るとお正月。
今年も残り少なくなってきました。
2021年はどんな年でしたか?
子育てしていると家事に育児に、毎日風のように過ぎていきますよね。気づいたらもう12月も終わる!!
わたしも「やりたかったことが今日もできなかった!!」と、家事に育児にお仕事に追われる日々です…汗
そんな中でも娘たちとの絵本タイムは心落ち着く時間。
今年もニジノ絵本屋でたくさんの絵本と出会いました!
そんなたくさんの絵本の中でも、わたしにとって特別な一冊。
2021年最後は、今年の残りの日々も2022年からの毎日も、もっともっと大切に過ごしたくなる絵本『きょうというひ』をご紹介します。
何でもない日々もきっと特別
静かに雪の降った翌朝、きらきらと朝日が雪を照らして「きょうというひ」が始まります。
「きょう」という特別な日のために編んだ新しいセーターと帽子とマフラー。
暖かに身を包んで、女の子はロウソクに火を灯します。
しずかに あかるく
きょうというひを てらします。
外に出て、雪でロウソクが入るくらいの小さな家をたくさん作り火を灯します。
きえないように
きえないように
ちいさなあかり
きえないように・・・・・・
きょうというひのちいさないのりが
きえないように
きえないように・・・・・・
この日のために準備した洋服を着て、たくさんの人が祈りを捧げる。
昨日とも明日とも違う、一度だけの特別な日。
温かい灯りの絵と何気ないメッセージを添えて、今日という1日の大切さを教えてくれる作品です。
作者は荒井良二さん。
鮮やかな色使い、自由な世界観、そのバランスが心地よくて大好きな作家さんです。
色彩豊かな絵と、すっと心に染み入ることば。詩のように、胸に静かな余韻を残してくれます。
実はこの絵本はわたしがまだ独身の頃に、絵描きの友だちからプレゼントしてもらったもの。
当時は絵本とは無縁の生活を送っていたのですが、心が浄化されて背筋がすっと伸びるようなこの絵本をとても気に入って大切にしていました。
自分でも何度も読み返し、そして今は子どもたちに読んでいます。
子どもたちが大きくなっても心にあたたかく響く作品。プレゼントしてくれた友人に感謝です!
絵本はいくつになっても大切な存在。素敵な絵本に出会うと、お母さんの心も癒されますよね。
子どものために買う絵本もいいですが、お母さんも一緒に楽しめる絵本もぜひ本棚に!
忙しい毎日ですが、あっという間に成長してしまう子どもたちとの「きょう」も1日1日大切に。
年末年始も家族で過ごす時間を大切にしたいです。
遠い国の子どもたちのこと、身近な人のこと、しばらく会っていないけれど大切な人。
誰かを想うひととき、子どもたちと一緒に祈りを届けられたら素敵です。
実家に帰って仏壇のロウソクに火を灯すのも小さな祈りかな。
この絵本のイメージとはちょっと違いますが…笑
2021年、ありがとうございました!
”みなさんに読んでもらいたい絵本はまだまだたくさん! 来年も、子どもたちや、ママもパパにも読んでほしい絵本をたくさん届けたいと思います。”
写真はニジノ絵本屋のすぐ近くにある公園で遊ぶわが家の姉妹。
絵本屋に行った帰りはここに寄ってたっぷり遊ぶのが定番コースです。
ニジノ絵本屋は年始の2022年1月7日より元気に営業しています。
たくさんの絵本に会いにぜひ遊びにきてくださいね!
お母さん、お父さん、今年一年おつかれさまでした!
年末年始、自分をしっかり癒してまた来年よい年になりますように!!
『きょうというひ』
作:荒井良二 出版社:BL出版
2022年の始まりはやっぱりこれ!
次回は、おいしい絵本「すきやき」をご紹介します。
東京都目黒区平町1-23-20 TEL:03-6421-3105
営業時間:12:00~18:00(火定休) https://nijinoehonya.com/about