カラフルな表紙にワクワクします♪今週ご紹介する絵本は『えんにち』。
「これから ふたりは、えんにちにでかけます。」とはじまるこちらの絵本。
お兄ちゃんと妹が出かけて行くと、神社ではまだ縁日の準備中。屋台が組み立てられていく様子を兄妹は、興味深く見ています。
待ちきれずに早く来てしまったのでしょうか。
縁日がはじまり、たくさんの屋台が並びます！
おなじみの、たこ焼き、焼きそば、わた菓子、ヨーヨー釣り、もあれば、
たこやきやさんで、たこやき作りをながめる兄弟
ひよこ売り、やどかり売りに、べっこう焼きなど、面白い屋台もたくさん出てきます。
左のやどかり屋さんにはたくさんのお客さん！
辺りが暗くなっていく様子もお祭りならではですよね。暗くなるとともに人出も増えて、みんな屋台に夢中です！！
この絵本は、お祭りの様子を絵だけで表現した ”文字のない絵本”。
屋台をのぞいたり、買い物をしたり、屋台メシを楽しんだり、お祭りを思う存分楽しむ二人の姿が描かれ、
色鮮やかでにぎやかな風景にワクワクしてしまいます！
最後はお父さん、お母さんと合流！！二人とも嬉しそう♪
ヨーヨー片手に大喜びする妹の姿がなんとも愛らしい！
1973年発行の絵本なので、馴染みのない屋台も多く見ているだけでも楽しくワクワク。
じいじ、ばあばと一緒に読んで、昔の屋台について聞いてみても面白そう！！
私の住む鎌倉は、お寺や神社が多いからか、毎週末どこかでお祭りが開催されてます。
そんなこともあってか、2歳の娘は、毎週「おまちゅり、おまちゅり」と騒ぐほど、お祭り大好き！
近所のお祭りの屋台で、お友達と一緒に初めての30円ゼリーを楽しみました。
今も昔も変わらずみんな大好きな「えんにち」。みなさんの好きな屋台はなんですか。
絵本と一緒にお祭りの余韻を楽しんでみてはいかがでしょうか。
『えんにち』
作：五十嵐 豊子 版社：福音館書店