夏休みが終わり、空気も少しずつ涼しくなり秋が近づいてきていますね。長かった夏休みも、気づけばあっと言う間に終わっていました…。
わが家は毎日朝から公園でのラジオ体操に参加!そこからお昼近くまで遊んで帰る、、という毎日で、子どもたちも私も、早起き頑張ったー!
皆さんはどんな夏休みを過ごしましたか?
水遊びをしたり夏祭りもあったり充実した毎日でした。
夏祭りといえば、昔はお化け屋敷があったりしましたが、今はどうなんでしょう? きもだめしにも行った記憶が、、
今週は、怖い?妖怪がたくさん出てくる絵本『ようかいのもり たぬきクリニック』をご紹介します。
妖怪たちを笑顔にしてくれる、たぬきのお医者さん
ふかい ふかい もりのおくに、ちょっと かわった びょういんが ありました。
その病院にはたくさんの患者さんが次から次へとやってきます。病院の名前は「たぬきクリニック」。
お医者さんはもちろんたぬき!看護師さんも受付の方もたぬき!
ここは妖怪のための病院なのです。
はじめに来たのは着物姿にえりまきをぐるぐる巻いた女の人。なんとこの人は首が絡まってしまったろくろっくび!
どうして絡まったかというと、「おしゃれな くびスタイルを試していた」から。
理由がかわいすぎて、思わずぷぷっと笑ってしまいました。
さて、たぬき先生はどうやって絡まった長い首をほどいたのでしょうか…
その後も、続々とやってくる妖怪の患者さんたち。乾き目のひとつめ小僧に、鼻に棘が刺さった天狗、舌が荒れた提灯お化け。
お皿にヒビが入ったかっぱは「またかの!」と怒られたり…、たぬき先生と妖怪たちのやりとりが面白い!
怖いはずの妖怪たちも、たぬき先生の前ではなんだかかわいいんです。
ある日、大忙しのたぬきクリニックにやってきたのは怪我をしてしまった一反もめん。布が切れてしまっています。
これは大変!急いで緊急手術!
「ええい、うでが 2ほんでは まにあわん!」
なんとたぬき先生はドロン!とイカに変身!!
手術は成功したのでしょうか??
患者さんの中には雨雲に乗ってきたかみなりの子どもたちもいたり、たぬきクリニックにはいろいろな悩みを抱えた患者さんがやってきます。
ちゃんとツノが伸びているか、おへその具合はどうか、、かみなりの子どもたちの診察シーンもとってもかわいいので、ぜひ絵本を手にとって確認してみてくださいね!
作者は長谷川あかりさん。
絵本のほかに、イラストレーターとしてニベアのパッケージイラストなども描いていたり、さまざまに活動していらっしゃいます。
やさしいタッチで描かれたイラストは表情もやわらかく優しい雰囲気で、怖い妖怪たちも愛くるしく描かれています。
かわいい妖怪たちに夢中!
以前は「妖怪怖い…!」と尻込みしていたわが家の娘たちも、この絵本の妖怪たちは怖くなくて面白いみたい!
ワクワクしながら楽しめて、これもたぬき先生のおかげかな?!
『ようかいのもり たぬきクリニック』
作:長谷川あかり 出版:大日本図書
『ようかいのもり たぬきクリニック』絵本原画展
期間:2022年9月8日(木)~9月26日(月)
ニジノ絵本屋店内で開催します!
次回は台湾発!恐竜バスの移動図書館?!「きょうりゅうバスでとしょかんへ」をご紹介します。