もう春をいろんなところで感じられるようになりましたね。
この間は、窓の向こうにちょうちょが飛んでいて、「あ!」と突然の春の訪れを感じたものです。
今日は、「卵」のおはなし。どのおうちにも、冷蔵庫にはたいてい卵がありますよね。目玉焼きや厚焼き卵、オムライス、卵かけご飯、つなぎに….と、何かと出番の多い卵。殻はそのままゴミ箱行きになることが多いと思いますが、卵の殻はとても優秀な肥料になるのです。
卵の殻の主成分は、炭酸カルシウム。炭酸カルシウムは土を酸性から中性へ傾けてくれる働きがあります。雨のよく降る日本の土壌は酸性と言われているので、土の中を中性にしてあげると、植物が育ちやすいと考えられます。それに、卵の薄膜はタンパク質。つまり、卵の殻は肥料としてとっても優秀な素材なのです。
今回は、この卵の殻を使った、サステナブルな『エッグプランター』の作り方を紹介します。おうちにあるもので作れるので、卵料理がひと段落したら、今度はお子さんと一緒に卵のクラフトを2倍!お楽しみください。
サステナブルなエッグプランターの作り方
・卵の殻 5個
・サインペン(油性) 1本
・土 適宜
・ハーブやお花など(お好みで) 適宜
<作り方>
普段の卵料理の際、卵の上部をスプーンで割って中身を取り出します。中身を取り出した卵の殻は、内側を水で洗ってよく乾かしておきます。
殻に、スプーンを使って土または水を半分まで入れます。
サインペンで、卵の殻に好きな模様を描きます。(土やお水を入れる前に描いてもOK)
株を切り分けたハーブや切り花をお好みで入れます。霧吹きで水を吹きかけたら、エッグプランターの出来上がり。
顔を描くと、表情が何倍も楽しめて面白い。植える植物を変えると、それぞれ雰囲気も変わりますよ。お好みの植物で春を楽しんでください。
ある程度インテリアで楽しんだら、卵の殻のままお庭やプランターへ。
土にエッグプランターごと埋めたら、卵の殻を砕きながら土を被せていきます。卵の殻のままだと肥料になるのに時間がかかるので、細かく砕いてあげると、よりスムーズに土の中で肥料になります。エッグプランターに入っている植物は、根があるものはそのまま育ちますし、切り花だったとしても土に還るので大丈夫。
良い土壌で育った鶏の卵を美味しくいただいたら、今度は卵をインテリアで楽しみ、土に還す。
卵の殻をリサイクルする、サステナブルな「エッグプランター」。きっとママコの会話も増える、楽しみ2倍の卵の使い方です。
週末や春休みに取り組んでみてはいかがでしょう。