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信州が誇る“くだものの里”で欲張りフルーツトリップ!

『〇〇の秋』は数あれど・・・

スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋など『〇〇の秋』はたくさんありますが、我が家は間違いなく“食欲の秋”の一択!

食べることが大好きな私たちだけに、秋の行楽は食を楽しめる場所が一番!ということで、“実りの秋”を満喫するべく向かったのは、長野県松川町。

信州の中でも果樹園が多い松川町は、100年以上もの果物栽培の歴史を誇る“くだものの里”として知られています。

調べてみると、なんとスカイツリーよりも標高の高い場所に果樹園があるそうで、キレイな空気と寒暖差のある気候のおかげで、甘い果物が育つのだとか!

果物狩りを実施している場所も多く、今回私たち家族が訪れたのは『マルダイ大場農園』。

大正15年から続く、歴史ある果樹園です。

巨大サイズのブドウにびっくり!

私たちが体験したのは、ブドウ、ナシ、リンゴの3種類を楽しめる欲張りコース!

最初に案内していただいたのはブドウのエリア。

10月の頭に訪れた時には巨峰とピオーネが旬を迎えていました。

袋をかぶせられたブドウがずらりと並び、木々の隙間から差す光がどことなく清らかで、思わずカメラをパシャリ。

味覚狩り初体験の娘、ピオーネの木の下でハサミを片手に「どれにしよう?」と悩ましい様子。袋の隙間から粒の実り具合を見ることが出来るのですが、どの袋の中にも立派に育ったブドウの粒が!

一房選び、パチンと刈り取って園内のテーブルへ。

「めっちゃ大きい!」

娘の顔のサイズと比べてもびっくりするほどの大きさ!粒もとても張りがあります。

一粒取って皮を剥き、口の中へ…。噛んだ途端、口いっぱいにとめどなく広がる甘さに思わずサムズアップ!

あっという間に食べ尽くしたところで、続いてはナシのエリアへ。

ナシは二十世紀と幸水の2種類が食べ頃とのこと。時間内であればもちろんどちらも食べてOKなのですが、我が家はやわらかめの果肉が楽しめる幸水をチョイス。

水分が多く、みずみずしさあふれるナシは、一口かじると果汁がしたたるほど!ついさっきまで木から栄養をもらっていたのだなと思わせるほど、生命力あふれる味わいでした。

リンゴの木の下で 初恋のような味に出会う

娘がすべての果物の中で1、2を争うほど大好きなのが、リンゴ!

今回の果物狩りも、リンゴ狩りをさせてあげたいと思ったことがそもそもの始まりでした。

こちらの農園では時期によっていろいろな種類のリンゴが旬を迎えていくのですが、この時のオススメは秋映とシナノドルチェ。

「ひとつの木にこんなにたくさんリンゴがあるよ!」と、木を眺めながらテンション高く喜ぶ娘。実を両手で持ち、スッと上へ向けると自然と採ることが出来ました。

初めて自分で採ったリンゴを手に、喜びのポーズ。

園ではナイフの貸し出しもありますが、専用のリンゴカッターも。力を込めて下へグッと押し下げると、見事な8等分に!

面白くて思わずしげしげと眺めてしまいます。

秋映は少し黒みがかった赤色の皮をしていて、しっかりめの歯ごたえ、そして酸味とジューシーな甘みが特徴。もぎたてのリンゴ、いただきます!

一玉食べ終えたら次の品種・シナノドルチェを探しにリンゴのエリアを散策。たわわに実ったリンゴたちはどれも本当においしそう!

制限時間いっぱいまで3種類の果物をたっぷり楽しんだところで、お土産を買いに直売所へ。シャインマスカットや子供の顔ぐらいの大きさの越後錦など、産地ならではのものが並んでいました。

果物がなっているところが見られたり、それらを育てている人々を間近に感じられるのは、味覚狩りならではの体験。美味しい記憶とともに、穏やかで清々しい空気や農園の方たちの笑顔も、この秋の想い出として心に残ってくれたらいいなと思った秋の旅でした。

 

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